コロナウイルスが流行っています。今では誰もがオンライン会議を行い、家から仕事をして、フレックスタイムを使うことができます。今や本当の課題は『集中力』です。
これから世界経済への影響は加速するでしょう。イベントや観光業界は、最も大きな影響を受けています。パフォーマンス向上にフォーカスしている私としては、この状況での良い側面も垣間見えています。人事部門や最高経営層が実現困難と考えていた働き方が、わずかな日数で、承認され、有効になりました。何が問題だったのでしょう?今、問題は何でしょう?そこから改善して、以前の方法に逆戻りしないようにするには、何をすべきでしょうか?
何が問題だったのでしょう?
日本企業は、一般的に従業員を信用しない傾向があります。そして信用は相互的な属性であるので、従業員も会社を信用していません。2016年のEdelmanの研究によると、調査した28カ国中、日本は自分の会社を最も信用していないという結果でした。シンガポールでは従業員の73%が、インドは83%が自社を信用していますが、日本は40%で最低でした。 最高の信用はメキシコの89%で、 アメリカは64%でした。
自分のチームを信用してなければ、重要な決断を行わせるため権限委譲は行いません。決断は経営層に持ち帰り状況が厳しくなるとその階層は強固になります。 しかし、今回は違いました。メディアの過剰報道は、皆を警戒させ、大人数が集まるリスクに皆悩みました。コロナウイルスは特に高齢者に厳しいようで、60歳を超える割合が世界で最高の国である日本では特に不安なことです。
私見では、本当に大きな効果があったのは、早期に学校を閉鎖したことです。親は子供だけ家に置き去りにはできません。企業は突然1か月の休暇を与えることはできません。従業員もどこにも旅行に行けないのに有休を使いたくありません。だから、多くの人が自らリモートワークを開始したのです。顔を合わせる会議をオンライン会議に変え、出社する必要がある場合には、混雑した電車を避けるため、最終的には作業スケジュールの変更が許されたのです。
WelcomeHRで働く社員は、いつも柔軟な働き方を選択できるので、世間が当社のように働き始めたと感じています。:-) 家や自宅近くのカフェから仕事をしたり、電車での移動を制限して。
今は何が課題でしょうか?
最大の課題。実は『集中力』です。 自宅から仕事をするための意志や力、集中力が全員にあるわけではありません。職場をジムと考えてみましょう。誰でも家でエクササイズはできますが、ジムに通う選択をします。 ジムには、特別なマシンがあり、同じことをしている人たちがいて、何をすべきか教えてくれるサポータがいます。ジムは、エクササイズしたくなる環境を作り出しています。同じ論理がオフィスにも当てはまります。だから、仕事のムードになるために、オフィスに通勤するのです。
リモコンを争っているこどもが二人いる時に、自宅で集中できますか?大音量の音楽が聞こえ、絶えず周囲に人が出入りするカフェで、集中できますか? 完璧な答えはわかりません。自分で試して効果のあったテクニックなら教えることができます。
1- 静かさを買おう:
ノイズキャンセル・ヘッドフォン/イヤホン。 耳を閉じることはできません。危険な時に私たちが生き延びさせたこの耳というメカニズムが、今やストレスレベルを不必要なほどに高めています。優れたノイズキャンセル製品は約2万円で買えます。でも、生産性が向上するのですぐに元が取れます。音楽を聴きたくない場合でも、静かさを買えるのです。
2- 頭脳をリセットする:
簡単な3~5分の呼吸法による休憩テクニック。 カフェでもどこにいてもかまいません。PCを閉じて、5分タイマーをセットし、目を閉じてただ深呼吸しましょう。上級レベル1では、呼吸する回数を数えます。上級レベル2では、心臓のあたりに意識を集中し、安らぐことを考えましょう。おすすめは、こちらhttps://www.heartmath.org/
3- 集中を維持する:
仕事を始める前に、前日の夜または当日の早朝に作業リストを作成しましょう。そのリストに優先順位を与えます。そうしてリストに従い、順番に項目をチェックします。
そこから改善して以前の方法に逆戻りしないようにするには何をすべきでしょうか?
オフィス空間ほどの広さは不要で、お互いに信用できることにみんなに気付いてほしいと思います。しかし、それを証明するには二つの項目に全員で一緒に取り組む必要があります。
1- パフォーマンス.
パフォーマンスは会社の中でのあなたの役割次第で、売上、ボリューム、それとも品質かも知れません。このような極めて厳しい時にパフォーマンスをできるだけ高く維持すれば、後でやるための手段を作ることができます。「コロナウイルス危機の間、リモートで仕事をしながらこれをやったことを思い出そう。自由を維持できるならば、そのレベルを維持できる」。
2- コミュニケーション.
PCで仕事をしている場合、あなたが本当に仕事をしているか、Youtubeを見ているだけなのか誰にもわかりません。何をしているのかマネージメントや同僚がわかる唯一の方法は、あなたの机を通りすぎるか、オンラインでやり取りするかです。Slack、Chatworks、Line works、MotifyHRなど、好みのツールを選んで今何をしているかを共有しましょう。応答時間も重要ですが、常に更新しフィードバックを求め、他人の更新にコメントすることが不可欠です。面倒なことは承知していますが、オンライン環境上でプレゼンスを示すために、これまでに分かっている唯一の方法がこれです。一度習慣化すれば、あなたがどこにいても仕事しているという信用が得られます。
この危機を乗り越え、将来あなたの利益として使えるよう、お役に立てれば幸いです。 Welcと当社は、スマートフォンから入社するための手続き全てをデジタル化するお手伝いも行っています。もっと柔軟なワークスタイルのお役に立てればと思います。
コメントやご要望があれば、dore@motify.work までお聞かせください。
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【執筆者プロフィール】
ドレ・グスタボ(ドリー) CEO (Chief Executive Officer)
新しい働き方を目指し、HRTECHベンチャーのワークスタイルテック株式会社取締役。元ソニーVAIOの商品企画において、グローバルなボリューム商品からハイクラスな商品までを担当し、リクルート(株)においては様々なインターネットサービスのUI/UXの設計を行う。慶應大学でデザイン思考の修士課程を卒業。VAIO時代からリクルート時代を含めて、イノベーションを目的としたプロジェクトリーダーとしての役割を果たす。
「テクノロジーで個々に最適な働き方の選択肢を与える」世界を作りたい。
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