WelcomeHRというクラウド労務管理システムを扱っています。
主にアルバイト従業員を対象としたサービスで、スマホで管理するシステムです。
スマホ1つで 入社手続き、雇用契約、そして個人情報管理、給与明細やマイナンバー管理、さらには社会保険や雇用保険などの電子申請が行えます。
2019年7月に事業開始と共にWelcomeHRを開発し、
2020年1月から商品として正式に販売を開始しました。
今も常に最新のシステムを取り入れながら提供していますが、最初の年度は特に試行錯誤しながら機能を導入し運用していたので、軌道に乗ったのは2021年からと言えます。
2021年の1年間で 売上5倍、つまり500%の成長がありました。
顧客数は2020年度で20社でしたが、現在650社を超えており、30倍以上の成長です。
ユーザー数は2020年の3万人から、現在アカウント数33万人にまで増えました。
WelcomeHRのビジネスモデルは、更新のたびにパッケージソフトを購入するのではなく、1人の従業員あたりの月額制課金モデルのWebアプリです。
そのため、毎月開発を行い、新規機能をリリースしています。
では、これまでにどのような戦略で、どのような営業活動を行って来たかをお伝えします。
まずマーケットには、“SmartHR(スマートHR)” という大手のクラウド労務管理システムがあります。
CMや有名タレントを起用していて、クラウド労務管理の周知の大きなきっかけとなりました。
これにより労務管理システムが注目を浴びたことは大きく影響し、スマートHRがアタックしていなかったり、アタックしていてもきちんとフィットしていないような顧客層をターゲットにアプローチしました。
つまりポジショニングを見極めたのです。
具体的には アルバイトをターゲットに、店舗にアタックすることに絞りました。
店舗に特化したことで、今では17,000店舗に導入いただいています。
ターゲットを絞るとマーケットが限定されるため、売上が減るのではないかと思われやすいですが、ターゲットを定めたからこそ、より顧客のニーズに応えヒアリングした上で理想的な機能を提供することができました。
大手の顧客には特に厚いカスタマーサポートを用意し、リンクやマニュアルを送るだけではなく、場合によってはZoom会議や定例を設けたりしっかりと寄り添ったカスタマーサクセスを心掛けています。
中小企業に対してはわかりやすくパッケージ化したものを用意しました。
また、パッケージは代理店とともに販売しており、さらに代理店はパッケージを別の商品とバンドルして販売を行っています。
リテラシーが低い人にもやさしい、顧客に合ったサポートができるチームであり、シンプルなパッケージ化に加えバンドル化することで特別価格や特別なサービスにし、工夫していることがポイントです。
そして似たような戦略の会社も多くそこまで伸びないのではないかという疑問がある中、うまく代理店を選んだところは大きいでしょう。
また、法人営業のプロセスを作れていることも強みです。
実は、弊社は営業専門の社員がいない中 行き当たりばったりなこともありましたが、積極的に繰り返し行動を重ね、法人営業のプロセスが段々と固まってきました。
さらに追い風として、コロナ禍により様々な企業がデジタル化を取り入れ始めたことで問い合わせが一気に増えたのも好機でした。
すでにクラウド労務管理システムを扱う会社はいくつもありましたが、弊社が着目し力を入れたのはスマートフォンを中心としたサービスの提供です。
都内の顧客が多く、鎌倉に住んでいるため訪問の移動時間を考えるとスマホで済ませたいという思いがあった私自身の都合もありますが、そのこだわりが顧客のこだわりとマッチしたことが急成長の力強い後押しになりました。
もちろん、商品自体にも自信があります。
優秀な開発チームでエラーが少なく、顧客のリクエストにも迅速かつ柔軟に応えられていると思います。
ちなみに、弊社は入社手続きからスタートしたシステムなので「ようこそ」という意味を込めてWelcomeHRという商品名を付けました。
最後に、弊社のサービスや私の話に少しでも興味をお持ちいただいた方はぜひお気軽にお問い合わせください。
そして、営業職はもちろん、ワークスタイルテックの一員としてともに働きたい!と思った方も ご連絡をお待ちしております。
CEO グスタボ・ドリー
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